おばあちゃんが小学校の先生になったとき、初任のときの生徒の、写真展を観に行った。

曰く、かわいそうな人なので、いつもおばあちゃんの地元でやってるときはいつも行ってるんだけど、今回は東京で、行けないので、代わりに行ってよろしく伝えて欲しい、

なにがかわいそうかっていうと、30代で妻と死別、子供2人も母子感染の病気で死別してひとりぼっちの人らしい

写真展に言って、招待された〇〇の代わりにきた孫です、と伝えて、一枚一枚解説をしながら一緒に周ってくれた

解説をききながら、自分が孫ということと、おばあちゃんの教え子と言っても頭も真っ白の、年齢換算するに多分60、70代の彼が、どういう思いでいるのか

多分別に特別なにも思っていないというか、今更なにか思うようなことはないのだろうけど、

おばあちゃんは、2年前ぐらいから、ばあちゃんももういつ死ぬか分からんし、はやく良い人見つけて結婚してくれと、いつも電話で言ってきて、少し辟易するようなこともあったのだけど、

最近は、相手にはお金で買えない欠点を持ってない人を選びなさい、病気とか、目が悪いとか、身長が低いとか、そういうものは買えないから、

と、少し差別っぽいことを言ってきて、この写真展の電話でも、1時間ぐらいそういう話をしたが、

だから、急いで誰でもいいからって選んだ人がそういう人じゃあ悲しいから、別に焦る必要はないから、ちゃんと選びなさい、

相手を見つけるには時間をかけたほうがいいみたいな、ちょっと論調が変わってきてて、何か心変わりでもあったんだろうかと思う。

しかし、今日会ったそのおばあちゃんの教え子の人は、家族がみんな死んでしまってから写真にハマッたらしく、

写真を撮りにケニアにも8回行っていて、他にもカナダやタイや、

驚いたのは、紅葉の下見に夏に長野のどこか山に行って撮った写真があって、紅葉の時に行って撮った写真よりこっちのほうが良いからと、下見にイッた時の写真を説明してくれたこと

バイタリティー、写真が彼を救ったらしいが

同じ写真クラブにはケニアに30回ぐらい行ってる人がいて、一回で150万かかるので彼女は35000万ぐらい使っているとのことだけど、

その人は飲食店の経営者らしい。

と、書いていて、don't text your ex. という写真を思い出す

ex というのは、experienceの略であっているのだろうか、